キールアーチ

| コメント(0) | トラックバック(0)

この所、ザハハディッドの「新国立競技場」が世間を賑わしています。


それに関連してのお話。。。

そのザハの新国立。


2520億円。。かなり高額です。

まあここでその是非を展開することは遠慮します。


ところで、最近、「キールアーチとは?」で検索して本サイトにたどりつく一般の方がいらっしゃるようです。
こちらのページの下方にキールアーチの言及があるので。。。)

キールアーチ、新国立で使われてますからね。
私事ですが今日読んだ大手新聞にそのキールアーチの解説が載ってました(O

そこで、そのような方への一助として「dictionary」の中に「キールアーチ」を追加しました

まあ、このサイトをご覧頂くほどの方には説明不要かと思いますが。。(^^)

いちおう、これまた検索でいらっしゃった一般の方向けに書いておくと。。

「キールとはもともと船の下側に走る竜骨(りゅうこつ)の意味。
船の背骨のようなもの(下写真左)。 
キールアーチとはこの船をひっくり返したようなもので、
主にスタジアムの屋根を構成するときに用いられる。」

keel.jpg

上記写真で、屋根の先端、フィールド側にある2本のアーチがそれぞれキールアーチ。


ところで、最近、某、建設エコノミストと名乗る方が。。。

「キールアーチは主に土木、橋に使うもので、海や川を船で運んでくるもの。
神宮に海や川はないし、そんなのを建築に使うのは非常に稀だ」

。。。と、独自の理論をブログで展開しているそうです。。。
FBの引用が数万とか。。(O

ずいぶん煽ってらっしゃいますが。。
シロウトならではの怖いもの知らず。ウソ八百 としか言いようがありません(^^;)

一般の方がそのような情報に惑わされないことを祈るばかりです。。
-----------------------

ところで。。この新国立、また私事ですが、私も建設業ですから、友人などから色々と情報を聞くことがあります。。
まあしかし、友人ならではのオフレコですから、残念ながらここで披露するのは控えます。。


そうとはいうものの。。一つだけ。。あまり問題なさそうなものを披露します。

ある、著名な方の発言です。

ご存知のとおり、本スタジアム、設計コンペでザハの案が約10案の中から選ばれました。

ザハの案は。。最も未来的。。平たく言えば派手、でした。

で。。その方が言ったのは。。

「ザハの案じゃなかったら東京にオリンピック来たかどうか分からないよ。」

だから2500億の一部はオリンピック招致費と考えては。。?と。。

まあこれは一理あると言えます。しかしだからといって2500億はキツイ
皆さんはどう思いますか。

何はともあれ、しばらくは成り行きを見守りたいと思います..

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.archstructure.net/cgi-local/mt/mt-tb.cgi/50

コメントする